CAは緊急事態や不測の事態に備えて訓練を受けています。
緊急事態とは緊急着陸水、機内の火災、減圧、急病人発生などです。機内には酸素マスク、ライフベスト、消火器などとあわせて応急措置を行うための医薬、医療品なども搭載しています。
まずは緊急事態の対応に関して紹介します。
【緊急事態】
緊急事態には緊急着陸水、火災、減圧などがありCAは不測の事態に備えて訓練で対処方法を身につけるとともに、日々の運航においても確認を行っています。
万が一、緊急事態が発生し、緊急着陸水を行うことになった場合、CAは時間の許す範囲でお客様に対して衝撃に対する姿勢や脱出方法の説明を行います。地上または洋上に不時着した場合、安全に機外に脱出できるようCAが誘導しますが、非常口座席のお客様には脱出の援助を協力していただくことがあります。そのため搭乗時に非常口座席にお座りのお客様に同意の確認も行います。
【非常用装備品】
客室内には、緊急事態に備えて航空法により搭載が定められているおよび装置があります。
火災に対処するための消火器、減圧時に自動的に天井から出てくる酸素マスク、急病人の発生に備えた酸素マスク、不時着水に備えたライフベストなどがあります。CAはその配置、使用法を訓練で学び、フライトのたびに確認し不測の事態に備えています。
【医薬・医療品】
機内には様々な医薬・医療品が搭載されています。CAは機内の急病人発生にも迅速かつ的確に対処できるよう救急看護についての基礎的な知識を学習し訓練します。定期的に人工呼吸や心臓マッサージ、AEDなどの実習も行い知識をブラッシュアップさせています。