8月17日、新千歳空港の制限エリア内の店舗にてハサミがなくなったため保安検査をやりなおす事態が発生しました。

お盆の帰省ラッシュと音楽イベントでの移動も重なり空港は大混乱に陥りました。

航空安全に携わったことの無い方からすると「ハサミひとつで大げさな…」と思うかもしれませんが、万が一悪意を持った人がハサミを保有したまま航空機に乗り込んだらどうなるでしょう。

実際に1999年には日本でハイジャック事件が起こっています。保安検査をかいくぐり包丁を持ち込んだ男がANA機をハイジャックし、機長が犠牲となりました。

航空安全は航空会社だけで成り立つものではなく、空港を運営する会社や保安係員らによって支えられています。

今回は結局店舗内でハサミが発見され最悪の事態は起こりませんでした。しかり、航空安全に携わるひとり一人の「気づき」が安全を支えているのです。

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